8月4日 |
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イランの毒ガス被害者来広は本年で13回目です。同時に第3回目の映画祭を開催しました。
平和首長会議事務所を訪れ、イランの893加盟都市(8月4日現在)がイラン国内で有益に活動するための方策を検討しました。
毒ガス被害者らは、東京からのボランティア大学生のアテンドで平和記念資料館を見学。 |
平和首長会議担当課長らと話し合うTPMとモースト |
8月5日 |
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大久野島(竹原市)を訪問。毒ガス患者の診療に生涯をささげた故行武正刀医師の長女則子さんや三女のご主人吉國晋医師も同行。毒ガス資料館でイランの毒ガス被害者らに、大久野島の被害について説明いただきました。
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毒ガス資料館前の参加者(大久野島) |
8月6日 |
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8月6日、イランからの訪問者全員が平和記念式典へ参列。原爆投下の午前8時15分に黙祷を捧げ、犠牲者の冥福を祈りました。
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平和記念式典に参列するイランの毒ガス被害者と映画関係者
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13回目となる、市長表敬訪問も行われ、松井一實市長が、イラン映画祭の内容や、監督や俳優らが同席していることに触れられるとともに、イランの平和首長会議加盟都市数が世界第2位になったと述べられました。 |
イラン化学兵器被害者支援協会のムサヴィ理事と松井市長 |
「第3回広島イラン愛と平和の映画祭」がシネツイン本通り(広島市中区)で、監督・俳優らの舞台挨拶で開幕。壇上で映画関係者に贈呈されたブーケが、俳優パラテュイさんの音頭で、観客席の毒ガス被害者4人を壇上へ促し手渡されました。その後、アニメ「ジュノー」(統括指揮
津谷静子)・ドキュメンタリー「どうして広島に来たの」(監督 時川英之)と「ボディガード」(監督エブラヒム・ハタミキア)で封切りしました。 |
壇上で映画監督からブーケを手渡される毒ガス被害者 |
8月7日 |
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学生の企画による歓迎会を兼ねた日イ交流会が、広島市南区民文化センターで開かれました。プログラムの1つである広島の被爆者安田茂さんから証言を伺い、入れ替わりでイランの毒ガス被害者4名が証言を行いました。被害者のラスール・ザレメールジャルディさんは、広島市民に憎しみの気持ちがないことを認識し、互いに思いあう心が大切と語りました。この「被爆者・毒ガス被害者交流」について、イランへ帰国したメンバーや、ボランティア学生責任者から、いい企画だったと報告がありました。初参加のボランティア学生は、交流会運営が貴重な学習の場になったとのことでした。また、市民の参加もあり、イランを知ってもらうよい機会となりました。 |
毒ガス被害状況を語るイランの被害者4人 |
8月8日 |
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ミーリー監督の「映画製作のワークショップ」が行われました。(広島市中区会議室)。広島女学院大のポール・スパイサー助教授の協力を得て、スパイサー先生と同大学生5名はじめ、東洋英和女学院大(東京)2名も参加しました。監督から映画製作の重点項目や、ご自身の製作体験などを伺い、最後にQ&Aを行う内容の濃い講義でした。 |
ミーリー監督の話に耳をかたむける大学生ら |