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New! 本出版・映画祭・8・6来広について(2月10日〜16日)

テヘラン・ピース・ミュージアム(TPM)で2016年の共同プロジェクトについて話しあいました=写真右上。
当理事長の著書「イラン毒ガス被害者とともに」をペルシャ語に翻訳する件を再確認しました。(著書は日本で三千部出版)
広島大名誉教授の井内康輝先生が行う遠隔病理診断システムをテヘラン導入の手伝いをしたいと思っています。さらに、2012年に初版を発行した「マスタードガス傷害アトラス」の二版原稿を出版するため、担当医師に再度確認を行う予定です。
広島県平和推進プロジェクト・チームから海外の平和構築用に預かった「広島の復興の歩み」(ひろしま復興・平和構築研究事業副教材英語版)をTPMのタギプール館長へ寄贈しました=写真上から2番目。
2013年に広島市教育委員会の協力で、イランの子どもたちの平和教育研修のために来広した幼稚園長アリヤンファード・マフナズさんの幼稚園隣接アートギャラリーで開催中の「子どもの平和絵展」に招かれました。6歳から9歳が平和を描いた絵は、パステルカラーや明るい色の作品が多く、13年前の子どもの絵展の、戦車や爆弾を描いた絵から変化がありました。
2012年に来広したレザイテヘラン副市長から夕食会に招かれました=写真上から3番目。平和首長会議の加盟都市が812都市(2016年1月1日現在) に激増したことから、「数の増加だけではなくワークショップなどを開き、加盟都市の研修が必要」という声が上がりました。
訪問の主要目的である、8月初旬開催予定の「広島イラン愛と平和の映画祭」の上映作品を選ぶため、イラン側担当者のハビブ・アーマドザデ監督の職場アート・センターを訪れました。センター内のミニシアターで、去年の映画祭上映作品のマズィヤール・ミーリー監督が出迎えてくださいました。監督は人々の平和構築を願い、アーマドザデさんら映画関係者とともに世界に発信していきたい、また映画で日本とイランを近づけていきたいとも語りました=写真上から4番目。
2日間で7本の映画を視聴し、イランの三船敏郎と評される俳優パルウィズ・パラステュイさんもサプライズで参加。2016年2月1日から11日までテヘランで開催されたイラン最大の映画祭”Fajr Film Festival”(国内部門)で、主演男優賞受賞のパラステュイさんの作品を一緒に鑑賞しました。その後、パラステュイさん主催の昼食会が開かれ、撮影カメラマンやアートセンターのモメニ会長ら幹部と会見しました=写真上から5, 6番目。
パラステュイさんは、「再会できてうれしいです。去年夏は、仕事で日本に行けなくて残念でしたが、ことしは行きたいと思っています。モーストの津谷夫妻は、人生で楽しいことはほかにもたくさんあるのに、NPO活動に専念し、それを継続するのはすばらしいことです。私が広島到着直後から、アテンドしてくださってうれしかったです。スポンサーのみなさまにも感謝しています」と語りました。
これに対し理事長は「イランで毒ガス被害者との出会いを描いた本を出版したので、(パラステュイさんにも)ぜひ読んでほしいです」と述べ、パラステュイさんは「広島へ招かれた毒ガス被害者で、その後亡くなった方もおられますが、彼らは広島に行けたことを大変喜んでいました」と語りました=写真上から7番目
理事長は、「私はイランの毒ガス被害者に出会い、逆に助けられたと思っています。その恩返しのつもりで、映画祭を10年間続けたいと思っています。映画祭開催のきっかけは2年前、アーマドザデさんの尽力で、Fajr映画祭でアニメ「ジュノー」を特別上映してくださったご恩を感じているのと同時に、イラン映画の中に日本人が必要としているものがあることに気がついたことからです」と、パラステュイさんとの話は尽きることがありませんでした。
ランチ出席監督の紹介のあと、アートセンターのモメニ会長から「2014年に広島訪問時のアテンドに感謝しています。みなさんが化学兵器被害者を大事にしているのを見て、われわれも忘れてはいけないと、いい経験になりました」と述べました。会長は、ISISによって戦争映画祭担当者がシリアで殉教し、その息子二人を紹介しました。シリアで俳優らと支援ボランティアを行い、現地では、報道で目にする文化遺跡だけでなく、宿泊していたホテルもISISによって攻撃され、現実を目の当たりにしたそうです。
翌朝、シアターにイラン化学兵器被害者支援協会(SCWVS)のナスロラー・ファティアン会長が挨拶に来てくださいました=写真下から2番目。映画鑑賞後、モメニ会長やその他映画関係者らとともに、昼食をともにしました。当理事長は「広島では、メジャーな映画祭は『広島国際アニメーションフェスティバル』が2年に1度広島市の外郭団体主催で行われ、また「広島国際映画祭」も広島県や市、経済団体などが参加し開催されています。そんな中、当映画祭はイラン映画を上映する唯一の映画祭ですと述べました。
ことしの来広日程では、これまで継続してきた被爆者との対話の集いが、被爆者の高齢化のため開催が厳しくなっているため、代案も検討が必要となっています。
ことし3回目となる「広島イラン愛と平和の映画祭」では、これまで同様、日本ではめったに見るチャンスがないイランの「心の深い映画」を、日本人へぜひ紹介したいと、8月の本番へ準備しています。アーマドザデ監督の映画視聴セッティングに感謝しています=写真一番下右端が監督。


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